■容量と始動性能について
ドライバッテリーは、一般的な液式バッテリーと比較しますと、
全体容量(中に入っている電気の量)が少なくなります。


D-COM ドライバッテリー DC-700」の容量は、5時間率で表した場合、32.3Ahとなります。
これは、RX-7などで一般的に使用されている75D26Lの容量と比較をすると、約半分の容量となります。
また、シルビアなどで一般的に使用されている46B24Rの容量と比較をすると、少し小さくなります。

また、寒冷地仕様の車両には、容量の大きいバッテリーが搭載されていることがありますが、
これは寒い時期にエンジンを始動する際、普通のサイズの容量では、クランキング電流が不足してしまう場合があるためです。
それを補うために、容量の大きいサイズを搭載しているのです。

対して、ドライバッテリーは、
小さい容量でも、大きなクランキング電流を発生する
という特徴を持っているため、小さなボディーにも関わらず、エンジンがきちんとかかることが
メリットとして挙げられます。(決して、液式バッテリーより容量が大きいということではありません)


■取り付けができない車両
エンジンをONにした30分後に、下記条件のいずれかにあてはまる車両は
弊社ドライバッテリーをお使いいただけません。

バッテリー電圧が14.5V以上
・バッテリー電流が2A以上
・バッテリー部の温度が55℃以上


本製品ご購入前に、現在車両に取り付けているバッテリーが
上記に該当しないか必ずご確認頂き、いずれか一つでも当てはまる車両には
取り付けを行わないで下さい。
本製品を上記の環境にてご使用された場合、製品寿命の短縮、
変形の恐れがございます。


■ライフについて
車両側の電装品や、使用状況、使用頻度によっては、純正バッテリーをはじめとする、
液式バッテリーと同等のライフを確保できない場合があります。


「このバッテリーはどれくらい持ちますか?とよく聞かれるのですが、これは正直、非常に難しい質問です。
ちなみに、社用車のエスティマ(MCR30W)では約1年間、問題なく使用しています。
使用条件は、以下の通りです。

●ほぼ毎日クルマに乗る
●1週間、乗らないときでも、一発でエンジンは始動する
●充電器による充電は、1度もしていない

上記の条件で使用した場合、一週間ほどクルマに乗らないときでも、エンジンは一発で始動しています。
但し、ライフにつきましては、車両の仕様、使用状況によって大幅に変わる可能性がありますので、
これはあくまでも参考としてください。

■トラブルについて
車両側の発電装置によっては、ドライバッテリーが過充電状態になり、
バッテリーが膨らむトラブルが発生することがあります。


  過充電(バッテリーの容量に対して、車両側の発電量が多い)の症状です。
  この症状が出た場合、ドライバッテリーの内部では多量のガスが発生しています。
  使用を続けますとドライバッテリーが破裂する危険性がありますので、すぐに使用を中止して下さい。


  ●「DC-700」よりも小さいサイズの「DC-440」を使って
   今までにバッテリーが膨らんでしまった車両(弊社に報告があった例です)

   ・セリカ(ZZT230、ZZT231を除く)
   ・ランサーエボリューションW
   ・RX-7 FD3S(DC-700を装着)
   ・ハイラックス(RZN152H)
   ・ヴォクシィ(DC-700を装着)
   ・プレマシー
   ・デミオ(DW5W)
   ・ワゴンR(CT21S)
   ・ブルーバード(P510)
   ・プジョー405
   ・ボルボ240
   ・ランチアデルタ
   ・フィアット500


  ●ロータリーエンジン(RX−7やRX−8など)でのご使用について
    エンジンルーム内が通常の車輌により、高温になるため、バッテリーが
    膨らんでしまう可能性がございます。
    問題なく使用されているお客様が多いですが、ロータリーエンジンにて
    弊社のバッテリーをお使い頂く場合は、他のエンジンに比べバッテリー
    が膨らむリスクがある事を予めご了承頂き、お買い求め頂けます様、
    宜しくお願い申し上げます。


  ●輸入車でのご使用について
    過充電により、バッテリーが膨らんでしまう事例が相次いでおります。
    輸入車にて弊社のバッテリーをお使い頂く場合は、
    国産車に比べバッテリーが膨らむリスクが高い点を予めご了承頂き、
    お買い求め頂けます様、宜しくお願い申し上げます。

マイナス端子に、白い粉が付着することがあります。

  過充電(バッテリーの容量に対して、車両側の発電量が多い)の軽い症状です。
  バッテリーから出るガスが、結晶化して白い粉となるのですが、
  バッテリーに膨らみ等が無ければ、そのままご使用されても特に問題はありません。

  但し、粉をそのままにしておくと、ボディーなどに付いてしまう可能性があるので、
  バッテリーを一旦車両から外して、お湯で洗い流してください。(洗う時は必ずゴム手袋を着用してください)
  完全に乾いたら、また車両に取付けをしてください。(濡れた状態での取付けは、絶対に避けてください)

  

常時電源を必要とする電装品装着車でのご使用について

  常時電源を必要とする電装品(セキュリティ等)を装着している車両でのご使用にあ
  たっては、装着されているパーツの純正、社外を問わず、常時電源を必要とする電装
  品未装着車よりも放電量が多くなる為、エンジンをかけたときに急速にバッテリー内
  へ電気が送り込まれることによる、内部破損を引き起こし易くなることがあり、ライ
  フの低下に繋がる恐れがあります。


熱害によるトラブルについて

  装着されるお車の車種や仕様、バッテリーの装着位置によっては、バッテリー内部が
  エンジンや補機類(タービン、エキゾーストパイプ等)からの熱によって膨らんでし
  まうことがあります。
  ターボ車や、エンジンルーム内の熱が溜まり易い車両では、バッテリー温度が55℃以
  上になってしまうことがあり、バッテリーが膨らんでしまい、ライフの低下に繋がる
  ことがあります。
  また、夏場など温度が上がる恐れがある場合には、あらかじめバッテリーの遮熱対策
  をされることをおすすめいたします。


寒冷地仕様のお車に装着される場合
  車種によっては寒冷地仕様の車両に、通常よりも発電量の大きなオルタネータが装備
  されている場合があります。
  このような場合、過充電の症状を引き起こし易くなる恐れがあります。



上記の通り、ドライバッテリーのライフ向上にあたっては、通常の液式バッテリーよりもまめにメ
ンテナンスをしていただく必要があることを、あらかじめご了承ください。





■ご使用時の注意点
  D-COM DC-700 ドライバッテリーは、上記の通り全体容量が液式バッテリーに比べて小さくなるため、
  クルマに2週間以上乗らない場合は、マイナス端子を外して保管して下さい。
  また、エンジンをかけない状態でライトを点けっ放しにしたり、オーディオを長時間使用されると、
  液式バッテリーに比べ、ドライバッテリーは、あがりやすくなりますので、ご注意下さい。


■充電方法について

出力定格電流が、3A(アンペア)以下の、ドライバッテリー対応型充電器で行ってください。
※通常の充電器は絶対に使用しないで下さい。

大電流で充電すると、バッテリー内部が破損しますので、
ブースターケーブルは、絶対に使用しないで下さい。

バッテリーを充電される場合に、急速充電器や大出力の充電器をご使用されますと、
バッテリーが破損・破裂する可能性がありますので、ご使用は絶対に避けてください。
また、オートストップ機能(満充電になったら、自動的に充電が止まる)が付いた
充電器のご使用をお勧めします。
なお、充電を行う際は、0℃〜35℃の、屋根がついた風通しの良い場所で行ってください。

【充電条件】
定電圧充電条件14.4V〜15.0V
出力定格電流3A以下
充電環境温度0℃〜35℃

■保管について
 ●バッテリーの保管は、直接日光が当たらず、湿度の低い、-5℃〜35℃の場所で保管して下さい。
   低温・高温・多湿・雨霧の場所で保管されると、バッテリーの性能低下・破損の原因となります。
 ●車両から取り外して、1ヶ月以上保管したバッテリーを再度使用される場合は、必ず再充電をしてからご使用下さい。
   長期間保管したバッテリーは、自己放電により、バッテリー電圧が低い状態となります。
   バッテリー電圧が弱い状態で、再充電をせずにご使用になられると、エンジン側の発電装置により、
   急速にバッテリー内へ電気が送り込まれ、バッテリー内部が破損する恐れがあります。

以上の内容を良く理解して、正しくご使用ください。