■容量と始動性能について
ドライバッテリーは、一般的な液式バッテリーと比較をすると、
全体容量(中に入っている電気の量)が少なくなります。
「D-COM ドライバッテリー DC-440」の容量は、5時間率で表した場合、18.7Ahとなります。
これは、シルビアなどで一般的に使用されている46B24Rの容量と比較をすると、約半分になります。
また、寒冷地仕様の車両には、容量の大きなバッテリーが搭載されていることがありますが、
これは寒い時期にエンジンを始動する際、普通のサイズの容量では、
クランキング電流が不足してしまう場合があるためです。
それを補うために、容量の大きいサイズを搭載しているのです。
対して、ドライバッテリーは、“小さい容量でも、大きなクランキング電流を発生する”
という特徴を持っているため、小さなボディーにも関わらず、エンジンがきちんとかかることが
メリットとして挙げられます。(決して、液式バッテリーより容量が大きいということではありません)
■取り付けができない車両
エンジンをONにした30分後に、下記条件のいずれかにあてはまる車両は
弊社ドライバッテリーをお使いいただけません。
・バッテリー電圧が14.5V以上
・バッテリー電流が2A以上
・バッテリー部の温度が55℃以上
本製品ご購入前に、現在車両に取り付けているバッテリーが
上記に該当しないか必ずご確認頂き、いずれか一つでも当てはまる車両には
取り付けを行わないで下さい。
本製品を上記の環境にてご使用された場合、製品寿命の短縮、
変形の恐れがございます。
■ライフについて
車両側の電装品や、使用状況、使用頻度によっては、純正バッテリーをはじめとする、
液式バッテリーと同等のライフを確保できない場合があります。
「このバッテリーはどれくらい持ちますか?」とよく聞かれるのですが、これは正直、非常に難しい質問です。
ちなみに、デモカーのS14では、約1年半は問題なく使用しています。
使用条件は、以下の通りです。
●週に1〜2回ぐらいは走行する
●オーディオや電装品は純正
●充電器による充電は、1度もしていない
※ ライフは、車両の仕様、使用状況によって大幅に変わる可能性がありますので、
これはあくまでも参考としてください。
■トラブルについて
車両側の発電装置によっては、ドライバッテリーが過充電状態になり、
バッテリーが膨らむトラブルが発生することがあります。
過充電(バッテリーの容量に対して、車両側の発電量が多い)の症状です。
この症状が出た場合、ドライバッテリーの内部では多量のガスが発生しています。
使用を続けますとドライバッテリーが破裂する危険性がありますので、すぐに使用を中止して下さい。
●「DC-440」を使って今までにバッテリーが膨らんでしまった車両(弊社に報告があった例です)
・RX-8
・セリカ(ZZT230、ZZT231を除く)
・ランサーエボリューションW
・ハイラックス(RZN152H)
・ヴォクシィ(DC-700を装着)
・プレマシー
・デミオ(DW5W)
・ワゴンR(CT21S)
・ブルーバード(P510)
・プジョー405
・ボルボ240
・ランチアデルタ
・フィアット500
●輸入車でのご使用について
過充電により、バッテリーが膨らんでしまう事例が相次いでおります。
輸入車にて弊社のバッテリーをお使い頂く場合は、
国産車に比べバッテリーが膨らむリスクが高い点を予めご了承頂き、
お買い求め頂けます様、宜しくお願い申し上げます。
マイナス端子に、白い粉が付着することがあります。
過充電(バッテリーの容量に対して、車両側の発電量が多い)の軽い症状です。
バッテリーから出るガスが、結晶化して白い粉となるのですが、バッテリーに膨らみ等が無ければ、
そのままご使用されても特に問題はありません。
但し、粉をそのままにしておくと、ボディーなどに付いてしまう可能性があるので、
バッテリーを一旦車両から外して、お湯で洗い流してください。(洗う時は必ずゴム手袋を着用して下さい)
完全に乾いたら、また車両に取付けをしてください。(濡れた状態での取付けは、絶対に避けて下さい)
常時電源を必要とする電装品装着車でのご使用について
常時電源を必要とする電装品(セキュリティ等)を装着している車両でのご使用にあ
たっては、装着されているパーツの純正、社外を問わず、常時電源を必要とする電装
品未装着車よりも放電量が多くなる為、エンジンをかけたときに急速にバッテリー内
へ電気が送り込まれることによる、内部破損を引き起こし易くなることがあり、ライ
フの低下に繋がる恐れがあります。
熱害によるトラブルについて
装着されるお車の車種や仕様、バッテリーの装着位置によっては、バッテリー内部が
エンジンや補機類(タービン、エキゾーストパイプ等)からの熱によって膨らんでし
まうことがあります。
ターボ車や、エンジンルーム内の熱が溜まり易い車両では、バッテリー温度が55℃以
上になってしまうことがあり、バッテリーが膨らんでしまい、ライフの低下に繋がる
ことがあります。
また、夏場など温度が上がる恐れがある場合には、あらかじめバッテリーの遮熱対策
をされることをおすすめいたします。
寒冷地仕様のお車に装着される場合
車種によっては寒冷地仕様の車両に、通常よりも発電量の大きなオルタネータが装備
されている場合があります。
このような場合、過充電の症状を引き起こし易くなる恐れがあります。
上記の通り、ドライバッテリーのライフ向上にあたっては、通常の液式バッテリーよりもまめにメ
ンテナンスをしていただく必要があることを、あらかじめご了承ください。
■ご使用時の注意点
D-COM DC-440 ドライバッテリーは、上記の通り全体容量がかなり小さくなるため、
クルマに2週間以上乗らない場合は、マイナス端子を外して保管して下さい。
また、エンジンをかけない状態でライトを点けっ放しにしたり、オーディオを長時間使用されると、
液式バッテリーに比べ、ドライバッテリーはあがりやすくなりますので、ご注意下さい。
■充電方法について
出力定格電流が、3A(アンペア)以下の、ドライバッテリー対応型充電器で行ってください。
※通常の充電器は絶対に使用しないで下さい。
大電流で充電すると、バッテリー内部が破損しますので、
ブースターケーブルは、絶対に使用しないで下さい。
バッテリーを充電される場合に、急速充電器や大出力の充電器をご使用されますと、
バッテリーが破損・破裂する可能性がありますので、ご使用は絶対に避けてください。
また、オートストップ機能(満充電になったら、自動的に充電が止まる)が付いた
充電器のご使用をおすすめします。
なお、充電を行う際は、0℃〜35℃の、屋根がついた風通しの良い場所で行ってください。
【充電条件】
| 定電圧充電条件 | 14.4V〜15.0V |
| 出力定格電流 | 3A以下 |
| 充電環境温度 | 0℃〜35℃ |